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夢・感動・泉陽! ~堺市にある大阪府立泉陽高校出身、創造・エンターテイメント系の人々~
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大上留利子(おおがみ るりこ)/S44年卒 (02.8.18記 /05、06年加筆) [前編]


今から27年前の1975年夏・8/2~8/3、野外ライブ「吉田拓郎・かぐや姫 コンサート イン つま恋」が、静岡県掛川市・つま恋多目的広場に、5万人の観衆を集めてオールナイトで開催されました。

炎天下の昼の待ち時間は、本当に暑かった~~。


その伝説のコンサートから遅れる事ほぼ一週間の8月8日、大阪は万博公園お祭り広場で「ハチハチロックデイ・ライブ」が、盛大に催されました。


そして、伝説は、ここでも誕生した。


ここで賞を取る事イコール、メジャーデビューというほど、K-ロック(関西ロック)シーンの動向を左右する一大イベントであり、前年・74年、第2回には、上田正樹が出現していた。

そして、75年、第3回の優秀バンド賞を受賞したうちの一つが11人編成のスターキング・デリシャス
そのヴォーカルが、ベストヴォーカリスト賞にも輝いた大上留利子さん。


この時のライブCDが2枚組で発売されています。(「75 8.8Rockday」)

スタキンは一番最初に登場するのですが、これを聴いてみると、まさに圧巻!!!
アカンじゃなくてアッカン!の一言。

賞は取って当然と素人の私でも言いたくなる程の、大上さんのソウルフルなダイナマイト・ヴォーカル。

特に3曲目、オーティス・レディングの「ザッツ・ハウ・ストロング・マイ・ラブ・イズ」での熱唱ぶり!



少々話が、はずれますが、この大会において私が特筆すべき事項があります。

それは、この時の出演者の方々が、“のちの泉陽世代”に影響を与えているという事です。

その、“のちの泉陽世代”にあたる人達ですが、
まず第一に、あずみけいこさん(S59年卒)。
大上さんが85年に開校したキタの「R&Bヴォーカルスクール」において、86年に大上さんに師事、R&Bを学ぶ。

第二に、澤近泰輔さん(S52年卒)。
この大会で同じく優秀バンド賞に輝いたZOOMというバンドのヴォーカル・篠原義彦氏はこの3年後、「夢想花」で一発ブレイクして、その後一時期 “飛んで飛んでどこ行ったんや~”と、言わしめた?円広志(芸名)の事。[83年、篠原義彦(本名)で森昌子の「越冬つばめ」を作曲]
澤近さんは、東京進出前は彼のバンドに参加していた。

第三に、武井努さん(S63年卒)。
この大会に、また別のバンドのドラムスとして参加していた土居正和氏は、のちに、ソー・バッド・レビューや桑名晴子とベーカーズショップのベーカー土居氏の事。
現在、このベーカー土居氏と、世代を超えてニューミュージック系ジャズバンドE.D.Fで、共に活動しているのが、武井さん。


70年代を通してK-ROCKの拠点であり、情報発信基地でもあった「8・8ロックデイ」の遺産は、今も脈々と生き続け、引き継がれているのである。


(参照:上柴とおる氏・小川真一氏の解説記事)


to be continued


大上留利子(おおがみ るりこ)/S44年卒 (02.8.25記 /05、06年加筆) [後編]


その後、76年には、黒人女性グループ・ポインターシスターズと共演、同時に全国ツアーにも参加。

77年に、アルバム「スターキングデリシャス・ライブ」を発売するも、その一枚のみで、スタキンは、解散してしまいました。

以後、大上さんはソロとしてアルバムを数枚リリース。
夜のヒットスタジオ」をはじめとするTV出演や、ラジオ大阪で宇崎竜童と深夜放送「JAM・JAM・11」のDJをつとめたり、映画にも出演したりしました。


大上さんの現在、手に入る?アルバム(CD)をまとめてみました。
(他にもオムニバスで何枚かあるようですが。)

75 8.8Rockday
75 8.8Rockday(紙ジャケット仕様)
伝説の1975年「第3回 8・8ロックデイ・ライブ」。

2枚組アルバム。
まさに、クイーンオブソウルの誕生!!
1枚目の最初の3曲が、スターキング・デリシャス

1.トライング・トゥ・リブ・マイ・ライフ・ウィズアウト・ユー
2.マネー・ウォント・チェインジ・ユー
3.ザッツ・ハウ・ストロング・マイ・ラブ・イズ
スターキングデリシャス・ライブ
1977年2月

スタキン最初にして最後のアルバム。
『ザッツ・ハウ・ストロング・マイ・ラブ・イズ』での「好きやで、好きやで」コール!

1.ジョージファンク
2.プラスティックウーマンPartⅡ
3.愛をありがとう
4.スティームローラーブルース
5.アンブレラ
6.浪速ソウルステュー
7.出来ることならもう一度
8.ザッツ・ハウ・ストロング・マイ・ラブ・イズ
9.マイ・ウェイ マイ・ソング
タイフーン・レディー
タイフーン・レディー
1977年6月

全体的に軽いポップ調。
10曲中、大上留利子作曲が7曲。
(作詞・作曲 3・4 /作曲 1・2・7・9・10)
サポートメンバーにベーカーズショップや、ホーンで新田一郎をはじめとする、のちのスペクトラム。

1.嫌われ者の恋
2.Play that shuffle(シャッフルを演って)
3.Country Girl
4.Love Song For You
5.ハリウッド
6.Sexy Woman
7.ふわり ふわふわ
8.Typhoon Lady
9.時がたてば
10.Good-bye baby love

11.One Last Love (Bonus Track)
ドリーマー・フロム・ウエスト
ドリーマー・フロム・ウエスト
1978年6月

1.スウィート・ドリーマー
2.サンキュー・フレンド
3.PLAY BOY
4.STAGE LIGHT
5.通りすぎる夢
6.MISSISSIPPI RIVER
7.ぶるう・はぁと(小唄)
8.ひとりごと(私のバラード)
9.SAKANA ON PARADE
10.真夜中のハイウェイ・バス
大上留利子/ええ歌ばっか。+3
大上留利子/ええ歌ばっか。+3
1979年5月

1.アップショット(UPSHOT)
2.空っぽのピルケース
3.あなたに恋して
4.サミー・ボウ
5.悲しみのポートタウン
6.ロケット・ウーマン
7.夢づくし
8.CRAZY LOVE
9.あの娘のBye-Bye Blues

10.アップショット(UPSHOT) シングル・ヴァージョン
11.聞いててや
12.Sweet Home Town,Again
大上留利子/大阪で生まれた女 ベスト 1977-1979
大上留利子/大阪で生まれた女 ベスト 1977-1979
1979年12月

1.大阪で生まれた女
2.Good-bye baby love
3.ひとりごと(私のバラード)
4.できる事ならもう一度
5.My Way, My Song
6.Mississippi River
7.嫌われ者の恋
8.サミー・ボウ
9.Love Song For You
10.あの娘のBye-Bye Blues
(大上留利子 作詞・作曲 9 /作詞 4 /作曲 2・3・7)
Heart Pain~心斉橋に星が降る
Heart Pain~心斉橋に星が降る
1995年10月

全作詞・康珍化(「悲しい色やね」の作詞家)
8.「心斎橋に星が降る」は哀愁をおびた名曲。
9.「SOMEDAY」 作曲/大上留利子&ジェニファー・米田

1.胸が痛い
2.言い出しかねて
3.あなたのような夕暮れが
4.こんな雨の日に抱かれたら
5.聞いててや
6.雨の日は家にいて
7.CATHY
8.心斎橋に星が降る
9.SOMEDAY
Hug
Hug
2007年6月

大上留利子&ジェニファーwith白百少女合唱団、初CDアルバム「Hug(ハグ)」[ライブバージョン]

1.大阪で生まれた女
2.胸が痛い
3.ミシシッピーリヴァー
4.Ain’t No Way
5.恋のハジマリ
6.アップショット
7.ROCK STEADY
8.GLORY HALLELUJAH
9.THAT’S HOW STRONG MY LOVE IS
10.LOVE THE ONE YOU’RE WITH
11.LET IT BE ME
12.大阪で生まれた女


現在、大阪キタで「R&Bヴォーカルスクール」を主宰する傍ら、ライブ活動をパートナーやお弟子さんである、「大上留利子&ジェニファーヨネダwith白百合少女合唱団」
(“少女”では、ないと思うのですが・・・。それぞれ個性的で魅力的なオネエサマ達)
というメンバーで行っています。


体の割には(失礼)、カン高い透き通った、バンドの音に埋もれてしまわない、ひときわ輝いた声で、素晴らしい歌声を聴かせてくれています。


前回のライブ時、大上さんがMCで、高校時代に受けた「のど自慢」の話をされていました。
ビートルズの「イエスタデイ」を歌ったが、リハーサル中から、自分の高いキーに全然合わせてもらえず、本番でもキーが合わず、すぐカ~ンだったと。

それ以来、一時期えらく自信を失っていたとか。


最近のライブでは、あの名曲「大阪で生まれた女」も聴く事が出来ます。
萩原健一BOROで有名ですが、実は女性では、大上さんが79年に歌っていました。
カヴァー曲という事で、当時、思い入れは、あまり強くなかったようですが。


「大阪で生まれた女」と言えば、思わず、私は思い出してしまうのですが、
昔、とあるスナックで美人ママ?や、オネエチャンに、こんなクイズを出されました。

「大阪で生まれた女は、大阪のどこ出身で、どんなけがをしたでしょうか? ウフッ」

私も鼻の下を伸ばしながら、考えたものでした。
もうお分かりですよね・・・


♪大阪で生まれた女やさかい 大阪の街よう捨てん♪
♪大阪で生まれた女
やけど 大阪の街を出よう♪



そして、ライブでの名物・定番といえば、佳境に入ってきた時に歌われる、ハチハチ時代より十八番の曲、「ザッツ・ハウ・ストロング・マイ・ラブ・イズ」における「好きやで!」コール。

“I love you so baby”「好きやで、ベイビー」と歌い、「好きやで、好きやで」、
「めちゃめちゃ好きやで」、「ほんまに好きやで!」
等の連呼!!



ところで、この夏も巷では、夏に出会った男女の間で、
「好きやで」  「私もよ・・」
と、いうような甘いささやきが、とびかった事でしょうか。


しかし、これだけは、忠告しておきましょう。
夏の日の恋は、続かないといいます。なぜなら、


「すぐアキが、来る」

(これも定番か・・・)

(参照:上柴とおる氏の解説記事)




大上留利子HP(2005年開設)

大上留利子の office R&B


大上留利子関連CD

◆関連書籍
なにわの女」板垣真理子/著、楓大介/写真
P41~47「大阪、エエとこになってほしいわあ」
リズム&ブルースの心を歌う 実力派シンガー 大上留利子


◆他・「8・8ロックデイ・ライブ」関連CD

第2回「74 8.8Rockday
第4回「76 8.8Rockday
第5回「77 8.8Rockday

ベスト版

ベスト・オブ 8.8 ロック・デイ~ブルース編~
ベスト・オブ 8.8 ロック・デイ~ソウル・R&B編~


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